グランドＣＳ　～ソニアド２激闘編～（３）

【ヒルズ】「次は木の実を食べるパートだぁっ！」


Ｗ杯決勝が行われる横浜国際競技場の収容人数は７万を優に超えるという。
しかし、チャオスタジアムは７万どころではない。
観客数は後ほど発表されるが、もの凄い数の人間やチャオで溢れている。


グランドＣＳ　～ソニアド２激闘編～　第３話


【ヒルズ】「おおっとぉ！？
　　　　　　首位のぱあると２位争いのペンチャとアムセレ、３匹が木を前にして何やら話し合っているぞ！！」

【ペンチャ】「このコースだし、恐らく・・・」
【アムセレ】「だな。」
【ぱある】「ああ。」
【ペンチャ】「間違いねぇ、この木にも仕掛けがある！」

タッタッタ・・・

【ヒルズ】「なんとぉっ！木を無視してそのまま走り出したぞ！
　　　　　　続いて登りきるは紀流院！」

【紀流院】「なっ、貴様ら卑怯（ひきょう）だぞ！」
【ぱある】「あのバカジジイに飛ばされてまだ懲りねぇか？」
【紀流院】「・・・・・（閉口）」

【ヒルズ】「紀流院も通過！次はソチャックだが・・・？」

【ソチャック】「ヤッホー！直線だぜ！！」

【ヒルズ】「木が視界に入っていないっ！！
　　　　　　続いてロルフィーヌ！」

【ロルフィーヌ】「この木は何だね？ゆすってみるとするか。」

【ヒルズ】「ようやくマトモな奴が出たぁっ！　続いて７位のしぃぷもゆする！！
　　　　　　ちなみにきょうじゅ、何が落ちてくるんですか？」
【きょうじゅ】「だーはっはっは！久し振りの出番じゃのう。
　　　　　　　　実は、あそこから落ちてくる実は、・・・
　　　　　　　　（以下、非常に長いのできょうじゅの音声をしばらくオフにします。）」
【ヒルズ】「ロルフィーヌ、続いてしぃぷが実を食べる！」

【しぃぷ】「ん？何だか、足が・・・・」

【きょうじゅ】「（音声がようやく入る）つまり、セッカチノミ（※１）ということじゃ。」
【ヒルズ】「ロルフィーヌとしぃぷ、スピードアップ！！！
　　　　　　先頭集団に追いついたぁっ！」

【タキオン】「うーん・・・ゆするべきか、ゆするべきでないか・・・」
【ルーキ】「さっさとゆすれよっ！」

【ヒルズ】「タキオンはまだ悩んでいる！
　　　　　　その頃先頭集団は川に入ったぞ！」
【きょうじゅ】「水流、普段の１００倍ね。」

【ヒルズ】「ミズチャオの紀流院、激流をものともしない！
　　　　　　ぱある、アムセレは飛んで通過！」

【ペンチャ】「ちくしょおおおっ！
　　　　　　　そういう事は早く言いやがれ！」

【ヒルズ】「ペンチャは流されてしまった！再びきりかぶの谷からだ！」

【ロルフィーヌ】「ふむ、やはりここも素晴らしき僕のファン達、協力してくれるよね？」
【ロル公のファン】「もちろんです！」

【ヒルズ】「ロルフィーヌも難なく通過！しぃぷも便乗して通過だぁっ！」

【ロルフィーヌ】「貴様の為にこの橋を作ったのではない！」
【しぃぷ】「喋ってる暇はないと思うな。」

【ヒルズ】「しぃぷ、ロルフィーヌをかわして４位浮上！
　　　　　　ソチャックもかわす！」

【タキオン】「うーむ・・・父さん悩むぞ、これ・・・。」

【ヒルズ】「タキオンの横を再びペンチャが行く！当然木をゆする！」

【タキオン】「なるほど、ゆすればいいのか。」
ユッサユッサ。

【ヒルズ】「ペンチャ、タキオン共にスピードアップ！」

【タキオン】「わー・・・・・」
ドーン。
【ペンチャ】「バカめ。」

【ヒルズ】「タキオン、コントロールを失ってつみき岩に激突！ペンチャは余裕のコーナーワーク！
　　　　　　そして先頭集団はクイズゾーンだっ！」

現在の状況

１位　ぱある　クイズコーナー突入
２位　紀流院　クイズコーナー前カーブ
３位　アムセレ　そのすぐ後
４位　しぃぷ　トンネル入口
　　　ソチャック　　〃
６位　ロルフィーヌ　川を渡り切る
７位　ペンチャ　川に向かい猛ダッシュ
８位　タキオン　つみき岩にめりこむ

【ヒルズ】「おおっとぉ！ここでＣＭだぁっ！」

（ＣＭ）
あの名作が遂に映画になって登場！
「熱血合体オモチャオー　～赤い瞳の魔神～」
全国チャオ映系映画館で○月△日ロードショー！！

注：このＣＭはウソです。間違っても映画館に駆け込まないで下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続

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（※１　セッカチノミ・・・やはりソニアド１に登場の食べると足が速くなる実。ただしオサンポ限定。）